DIYでもできる水道配管工事

水道配管工事というと、業者に頼まないとできない作業のように考えている人もいるかもしれません。
たしかに、道路に埋設されている配水管から新しく給水管を引いて水道メーターを取り付ける工事は、指定の業者によって行われなければいけません。
しかし、すでにあるものから分岐させる作業は、自分でもできるものがあるのです。
ただし、この場合でも国家資格である給水装置工事主任技術者免状が必要になります。

たとえば、庭や畑に水を引いたりといった作業は、業者に頼むと1メートルで1万円以上の費用がかかる計算になるので、自分ですることができれば材料費だけですむのです。
このような自分でやってしまう水道配管工事の利点は、費用面だけではありません。

それは、庭などを掘り起こした際に、芝生やタイルの原状回復までは業者はやってくれなかったりします。
あるいは、畑から出てくる石を取り除いたりといったことは、結局自分でやらなくてはいけなかったりするのです。
それならば、最初から自分でやってしまったほうが、あとのことを考えると利点も多いと言えるのです。

そして、DIYでする水道配管工事では、給水というのは蛇口が付いているものを先にくっつければ誰でもできるものですが、排水に関しては注意が必要なのです。
それは、排水には傾斜が必要だからです。
水が流れるように勾配をつけていかないと、つまりの原因にもなるのです。
この勾配の計算は、水を流しながらできれば簡単なのですが、まず設置をしてからというやり方をすると、事前に傾斜がつけられるようにセッティングをしておかなければいけなくなるのです。

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水道配管工事で必要な工具

水道配管工事に必要な工具には、普段あまり手にする機会のないものも多くあります。
ですから、家にある間に合わせのものでは対応できないので、必要なものを事前に揃えておく必要があります。

たとえば、給水配管用の防食シールというものがホームセンターなどで売られています。
これは、給水や給湯用のライニング鋼管などに貼り付ける防食シール剤なので、なかなか普段の日曜大工仕事では使用する機会のないものでしょう。

ほかにも、水道配管工事に使用する工具には、ホンカンレンチやラチェットパイプカッター、ポッププライヤーといったものもあります。
ホンカンレンチというのは、伸び縮みして、水栓や管などのボルトとナットを締めるのに役に立つものです。

ラチェットパイプカッターは、各種配管を切断するのに便利な工具です。
そして、ポンププライヤーというのは、やはり管などを切断する作業で必要になってくるものなのです。
これら以外にも、水道配管工事では、ねじ切り機の刃を使用する自動のビーバーダイヘッドや、電源なしでねじ切りができるパイプねじ切り機なども重宝します。

ホームセンターで買い揃えられるものもありますが、なかには専門店や通販でないと手に入れられないものもあります。
DIYで挑戦するには、やはり水漏れなどのリスクを頭に入れておく必要があります。
きちんとした工具もなしに挑戦しようとすると失敗する可能性も高まるのです。
ですから、事前になにが必要か情報を集めて、工具を一式揃えられるようにしましょう。

水道配管工事が必要になるケース

水道配管工事が必要になるのは、水漏れなどが起きたときです。
たとえば、宅地内に埋設されている給水管から水が漏れている場合などは、指定の工事業者に連絡しなければいけません。

原因として考えられるのは、やはり老朽化によるものが多いのですが、修繕のための工事は部分的なものですむこともあります。
庭の掘削などの費用を軽減するには、露出管などを利用する方法も考えられます。
まずは見積もりを出してもらい、どのような方法が良いか相談しながら決めるのがいいでしょう。

また、鉄管の腐食という原因で水漏れが起きてしまうケースもあります。
この場合の水道配管工事は、取り替えるというよりも、補強することで保温加工などをして処置をする方法が取られることもあります。
そのほうが費用も抑えることができるのです。
あるいは、バルブの継ぎ目などから水漏れがする場合があります。
このケースでは、少し作業が難しくなるので、費用も高めになることもあります。

ほかにも、水漏れはしていなくても、それを未然に防ぐために、老朽化したものを交換する水道配管工事が必要になることも考えられます。
この場合では、なかにさびが溜まったりして、水の質が悪くなったり、つまってしまって流れが悪くなったりといったケースが考えられます。
また、メーターの数値が急に増えたなどの現象が起きた場合は、目で見えない箇所から水が漏れている可能性があります。
水道局などに調査を依頼したほうがいいでしょう。

水道配管工事に必要な資格

水道配管工事を行うには、資格が必要になります。
簡単な蛇口の取替え等の作業には必要ありませんが、給水管などの設置といったことについては、宅地内でも勝手にしてはいけないのです。

まず考えなければいけないのが、指定給水装置工事事業者の認定制度です。
これは市区町村単位でそれぞれ認められた事業者でなければ、給水装置の設置をしてはいけないというものです。
どこが指定業者となっているのかは、水道局などのホームページから調べることができます。
そこに記載されている業者以外が行ったものに関しては、違法なものとして水の供給が停止させられることもあるので注意が必要です。

そして、前述のとおり、宅地内の蛇口等における水道配管工事をともなわないものに関しては、資格がなくてもすることが許されているのです。
水漏れに関しても、蛇口付近から起きているものならば、継ぎ目のパッキンを交換するだけで直るものもあります。
また、蛇口を丸ごと変える必要がある場合でも、そういった作業は認められているのです。

あるいは、水道配管工事に必要な個人の資格としては、給水装置工事主任技術者という国家資格があります。
厚生労働省の管轄となっている資格で、技術上の管理・指導を行うことができるものです。
受験資格は、給水装置工事に関する実務経験が3年以上必要だと定められています。
この試験に合格すると、建築業のなかでも管工事業に技術者としてたずさわることができるようになるというわけです。

水道配管工事の注意点

水道配管工事に関しては、詐欺まがいの料金請求が行われるケースがあります。
とくに気をつけたいのが漏水調査などと言って、勝手に料金を請求してくるものです。
また、メーターの修理だといって費用を請求してくるケースもあります。

まず知っておきたいのは、水道局による水漏れの検査や、メーターの交換などについては、費用がいっさいが発生しない無料のサービスになっているということです。
たとえ「水道局から依頼された」という言い方をしても、代金を請求してくるようなものには注意が必要なのです。

水道配管工事にまつわること以外の詐欺行為で多いのが、使用量のお知らせ票を見せて集金にきたと言って代金を要求するものです。
水道料金は、口座振替か、コンビニなどで支払う通知書兼領収書の送付しかありません。
各戸に訪問して集金はしていないのです。

また、前出のように水道メーターの交換も無料になっています。
この交換は、8年に1回というように定められているものなので、交換時期には気をつけましょう。

そして、実際に水漏れなどを起こして水道配管工事を依頼するときでも、請求に関するトラブルがあります。
たとえば、無料のはずの見積もり代金が請求書に含まれていたといったケースがあります。
ほかにも、緊急の水漏れで指定事業者以外に頼んだことで、明らかに不当な金額を提示されることがあります。
そうした場合は、代金を支払う前に、指定事業者などに相場の金額を尋ねるようにしたほうがいいでしょう。

 

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